富山県氷見市 自由設計の木造注文住宅・耐震住宅、リフォームの西川建築

有限会社西川建築

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お知らせとブログ

見学会のご案内や弊社の日常、仕事風景などをつづっています。

最近の結露事情

カテゴリー|

みなさま、こんにちは。

やっとの様子が見られ始めた今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。

年明けから大雪に見舞われ、大変な冬でした。

一応富山は豪雪地帯ということで雪に慣れているというものの、今シーズンの雪は少しレベルが違いました。

雪かきした後から雪が降り積もり、やってもやっても終わらないエンドレス雪かきでした。

そういえば「雪すかし」富山、石川だけの雪かきの呼び方らしいですね。

 

さて、今回は結露についてです。

昨今の木造建築では「高気密」「高断熱」「省エネ」が注目されています。その中でも「気密」における付加価値として壁体内の結露を抑えることで様々な恩恵を受けられます。(気密については過去のブログにて)今も昔も部屋内の水蒸気は大小ありますが、基本的には水蒸気がなくなることはありません。昔は結露しなかったのに今の住宅では結露するようになったというお声を頂戴しますが、それは住宅の気密性が向上し、今まで壁体内や外部に逃げていた水蒸気が部屋内に留まり温度差のあるところで結露しているのです。しかし、結露をそのままにしておくと相当量の結露でびしゃびしゃになったり部屋内の建材が腐食したりしてしまうので看過できません。乾燥しすぎるとウィルスの増殖を促し、室内環境によくありません。理想的な湿度は50 %から60%と言われています。

結露する季節はが圧倒的に多く、部屋を閉め切ってしまうことがほとんどです。水蒸気のほとんどは厨房器具が排出しており、その中でも特に多くの水蒸気を発生させるものが灯油を仕様する石油ファンヒーターや石油ストーブです。

灯油は燃焼すると水蒸気を発生させ1Lあたり約1Lの水分が出てきています。厨房器具で使うコンロですが、プロパンガスだと1カロリーあたりでは灯油と同量。都市ガスにおいては約1.5倍の水分を排出しています。この事実からも冬場における湿度管理は必須となってきます。

結露を出しにくくする方法としては、

 

1、水蒸気をなるべく発生させない。

  正確に言えば余分な水蒸気を発生させないということになります。

  なるべく石油系の暖房機を使用しない。

  使用する場合は除湿器や換気扇などで余分な水蒸気を取り除くことが望ましいです。

  機器に頼らない場合は窓を開けて換気することが一番効果があります。

 

2、室内をなるべく冷やさないようにする。

  結露が発生する場合、暖まった室内の空気と冷えた室外の空気が触れ水蒸気が結露となってしまうので

  室内をできるだけ冷やさないようにしましょう。上記の換気については相反する方法に思えますが、

  換気により水蒸気が室外に排出されれば結露は発生しにくいでしょう。

 

建築基準法では24時間換気が義務付けられているので、基本的には24時間換気をつけておけば気になる結露は発生しにくいはずですが、状況によって室内の水蒸気量が増えることもあり(入浴後の脱衣室や料理で鍋や煮炊きをするなど)適宜換気をすることで結露の発生を防止することがよいと思われます。

 

結露を放置しておくとカビが生えたり、壁が結露でどうにもならない状況になり、壁の張り替えの工事になったりということが間々あります。室内環境が乱れると風邪をひきやすくなったり体調を崩すともいわれています。

 

これから来る梅雨の時期に備えお家の室内環境を見直してみてはいかがでしょうか。

(今回の内容すごく文字だらけで読みにくくて申し訳ありません(;^_^))

 

謹賀新年

カテゴリー|新年

あけましておめでとうございます!

 

昨年中は大変お世話になり、ありがとうございました。

 

本年も変わらずのご支援とご愛顧のほどよろしくお願いいたします

西川建築従業員一同、さらなる研鑚を積み、日々精進してよりよい家造りをしてまいります。

 

新しい年の皆様のご健勝とご多幸を祈念致します。

 

 

 

西川建築一同

気密測定検査始めました!

カテゴリー|お知らせ

みなさま、こんにちは。

すっかり気温も下がり、朝夕はかなり寒くなってきました。

季節の変わり目の風邪など気を付けましょう。

 

さて、弊社は住宅の省エネ化を積極的に進めております。

断熱性能が向上すると、とある問題が出てきます。

室内外の温度差が大きくなり壁体内に結露が発生しやすくなります。

コップに冷たい水を入れるとコップの表面に水滴がつく現象と同じですね。

所謂「壁体内結露」です。

結露の発生を防ぐ方法は様々ありますが、温度差の発生することろで湿度を含んだ空気が直接触れ合わないようにすることが重要です。

弊社では以前から防湿気密シートの施工をしています。ですが人間の手で施工する以上、目に見えない隙間があるのですが、具体的にどのくらい隙間が空いているか、わかりません。

隙間があるとそこから空気が侵入し、室内の空気と触れ合い「壁体内結露」が発生してしまいます。

そこで「気密測定検査」を行い、実際にどのくらい隙間があるのか試験することができます。

最近「気密住宅」「高気密住宅」と言われる住宅がありますが、この検査により判明した実際の隙間の大きさで「気密」「高気密」が決まります。

これによって目に見えない隙間から漏れる空気を見つけ、出来るだけ隙間を減らして気密性能を上げていきます。

 

弊社では気密測定技能者、気密測定技能者従事事業所として登録しました。気密検査はこの二つがなければ実施できないものになります。

これからの高断熱住宅省エネ住宅には気密にも注目して、よりよい住宅を建築できるようにしていきます。